Vol.4 『どうしてこっちの目だけ閉じちゃうの?』 

─[松永みやこのハント症候群体験記]──

Vol.4 『どうしてこっちの目だけ
閉じちゃうの?』
■ 7月8日(金)

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■ 7月8日(金)

この日はミツさんの計らいで、
社員の美歌さんが来てくれました。

美歌さんはヨタヨタして
歩くこともままならない
私の姿を見ると、
たくましく脇を抱え込み
タクシーに乗せてくれました。

元気な美歌さんの登場で
何だか今の状況から
やっと抜け出せるのではと思い、
希望が湧いてきました。

本当に、本当に有難くて
その時、美歌さんが
天使に見えてしまいました。


病院は歩いて
3・4分の所にあるのですが、
歩くという事がこの時は
全く出来なかったので
近くてもタクシーで
連れて行ってくれました。



病院のお爺ちゃん先生は
対応が優しくて、
丁寧に症状などの
話しを聞いてくれました。


ですが、私自身が起きているという
体勢を作る事がどうしても困難で
5分ぐらいで、
目の前の丸い椅子に
頭をドーンと付けてしまいました。

体勢的にもう既に限界で
診察中にも関わらず、
耐えられず頭を下へと
下ろしてしまったのです。


それと同時に強い吐き気を感じて
そのままその場で
吐いてしまいました。


ビックリした先生は急いで
隅にあるベットに
寝かせてくれて、
すぐに点滴を行なってくれました。

30分ほど
点滴をしていきました。


闘病記4


その間に、
お爺ちゃん先生は
大きな総合病院へ
何件か問い合わせてくれました。

ですが、受け入れてくれる
病院が今はなく、
結局そのまま
家に帰る事になりました。


私はその時、重度の
脱水症状に陥っていた様で、
点滴後は少しの時間ですが
頭を起こす事が出来ました。


また重度の脱水症状により
病気の進行が
早まってしまった様です。

お爺ちゃん先生から
気をつける様に言われました。


毎日、2リットル以上の
水分を摂る習慣の私でさえも、

この3日間を合わせても
水を1リットルも
飲めていなかったことに気がつきました。




そしてお爺ちゃん先生が
こうも説明してくれました。


恐らく・・・・・

免疫力の低下で
潜伏していた
水疱瘡のウイルスが活性化して、
顔面神経麻痺になってしまう
恐れがあるという事でした。


正確な状況がまだ分からないので
大きな病院へ行って
しっかりと診察し、
ステロイドの点滴を受けた方が
良いのでは?と話してくれました。


今日はステロイドの点滴ができる
総合病院が見つからなかったので
明日、再度病院へ来て、
大きな病院を
紹介してくれる事になりました。


私は今だに意識が
朦朧としていたのですが、
なぜ病院が見つからないのか?
意味が分からず、
ただただ、すぐにでも横になりたい、
休みたいという意識にかられました。




待合室で美歌さんを待っている時に
看護師さんから、
こんな事を言われました。


『どうして
こっちの目だけ閉じちゃうの?
』と


顔の表情について
指摘をされたのです!!


この時にはもう既に、
左目は『バチッ』と凍りついたように
硬直していた様です。

右目だけが瞬きをして、
だるさのあまり目を
閉じてしまっていました。


私も、この時に既に
明らかな左右の顔の感覚の違い
大きな違和感を感じていたのです。


最初は右の顔面が
下へ下へと垂れていく様な
変な感覚があったので、
自分では『右の顔面』
おかしな状態になっているのでは?
と思っていました。


看護師さんに
指摘されるぐらい
顔面に変な感覚があったのです。


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家に帰ってからは
すぐに横になって休みました。


またこの日は
点滴を打ったことで
久しぶりに意識が戻ってきて・・・・・

少しですが
『食べたい』という気持ちが
やっと芽生え始めした!!


その時、時計を見ると
もう夜の11時過ぎでした。


食事を人に
頼みずらい時間だったので、
美歌さんに連絡をして、
明日の朝、キウイを切って
持ってきてもらえる様に伝えました。


食欲が少し戻ってきただけでも
かなり前進した様に思えて、
とても気持ち的に楽になりました。


つづく・・・・・


株式会社 前里光秀研究所
松永みやこ


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