「富とは、持っているお金の額ではなく、
お金をすべて失ったときに残っているもののこと」
つまり、「引き寄せるもの」と「与えるもの」を増やしながら、
絶えず自分の「フロー(流れ)」を大きくすることです。
このフローの中に、自分が感じる「幸せ」という概念が入っています。
「お金を稼ぐ方法」と「富を築く方法」は違います。
そもそも、「稼ぐ」という概念は本質的には存在しません。
富を築く方法を学び、
富を築いていく過程で必要なお金を得るとイメージして下さい。
「お金」は蝶のように扱いにくく、はかないものです。
大富豪と呼ばれる人たちでさえ、多額の債務を抱えたり、
コーヒーを買おうと思ってサイフを開けたら
コーヒー代が無かったという経験をしています。
しかし、富を築いている人たちは、
一時的にお金がなくなっても、
またお金持ちというポジションまで戻ってきます。
「蝶」を捕まえる「虫取り網」が壊れたからといって
慌てる必要はありません。
重要なことは、時間をかけ、丹精を込めて作り上げられた
魅力的な「ガーデン」です。
「富」は「ガーデン」のように永続的なものです。
「ガーデン」とは
世の中の評判、頼りになる情報網・人脈、知識、リソース、実績、
苦しいときに力を合わせる仲間のことです。
これらは自分の情熱、自分の道、自分の志を中心に築き上げるものです。
「ガーデン」に関しては毎日気にかける必要がありますが、
虫取り網が空っぽでも気にする必要はありません。
人生という長い航海の旅路では、凪もあれば嵐もあります。
朝も夜も、夏も冬もあります。
しかし、自分の情熱と才能に基づいて
「富」の土台を築き、フローを絶やさなければ
嵐が来ても大きく崩れることはありません。
成功の条件は1つの路線を選び、それを貫くことです。
これは特定の職業や業界、1つの国にこだわるということではなく
「富を生み出す資質」を貫くということです。
その土台があってはじめて、
最小限の行動で最大限を引き寄せることができます。
富を生み出す資質は、誰でも学び、そして積み上げることができます。
日本人は農耕民族です。
目の前の牛一匹よりも、重要なことは日々の田んぼのお手入れです。
その田んぼは来年も、再来年も
子どもの代になっても使います。
「富を生み出す思想」、その思想を積み上げ、
フローを絶やさず、実践を繰り返して拡大させる。
それこそが真の「安定」につながります。
「変化」を歓迎し、「挑戦的」に生きるからこそ調和がとれ
安心していられるのだと思います。
比嘉公彦
- [2015/08/31 23:45]
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