「観察眼を鍛える」 前里光秀ワークショップ in 表参道 見学プログラム 

一真  次に、「見学プログラム」っていうのがあります。

    これは普通に
    「ワークショップを受けていただいてB組の見学をする」
    という。

    要は「1回中に入って、もう1回外から見る」
    ということができるんですよね。

前里  はい、逆でもいいですし。

    これは初めてで、すごく見応えもあるし
    参加したり外から見たり。

一真  ですねぇ!

    両方できるわけですね。

前里  意外に吸収の度合いはかなり高くなるのかな。

    要は「抽象度が上がった状態」
    その場を見ますからね。

    面白みの…なんていうのかな、
    掴みやすいのかなと。

一真  「抽象度が上がる」というのは、
    その参加してるときは中にいて見えない部分が…。

前里  中に入ってるから
    まわりの空気感見えないでしょ? 

    だけど、外から見るとわかるので
    「あ、こういう感じでできない…」とか「できる」とか
    「こういう感じでやっぱり学んでいくんだな」
    っていうのが入っていくと、
    「明日はじゃあこういう感じで余裕をもってやろう!」
    という。

    2日目で差が出ますよね。

一真  なるほどぉ~。

前里  2日目から。

    「通常参加」の方は中に入って
    次、また中に入って…。

    でも「見学プログラム」の方は
    中に入っていったん外から見てっていう冷静さがあって
    2日目で冷静さをとり入れながら中に入るっていう。

    要は「俯瞰して見る」というスタンス
    が入るわけですから。

    それは僕らが普段カウンセリングやってるとき
    心の状態を見るときに、
    自分もカウンセリング受けに来た方も
    2人対面しながら、座っていながら、
    その横から「俯瞰して見る」という。

    この「俯瞰する目」をもっているというのは
    その冷静さの中で人の心のしくみを見ていきます
から、
    そういった要素があったほうが
    「冷静に学べる」という方もいますからね。

一真  ミツさんがカウンセリングしているときは、
    そういう状態なわけですね。

前里  そういう状態。

一真  「肉体の中」から見てるミツさんと、
    要はミツさんのハイヤーセルフという文字色か、
    そちらの「高度の視点」から見る。

    …あの…その参加者の方というか、
    そういう2つ以上の方を…。

前里  2つ以上ですね、
    カウンセリングのときは。

    2つじゃ、間に合わないですね。

一真  「俯瞰する」というのは
    一気に後ろにグッ!と「引く」、
    「上がる」というような。

前里  えっと…、
    その人の心の中に「落ちる」っていう。

一真  「落ちる」?

前里  中に一緒に「暮らす」というか。

    その中で
    本人が自分のことのように「わかる」という。

    これがチャネリングでしょ?

一真  はい!

前里  このワークショップは
    そういうこともあるワークショップですから。

一真  はい。

    「落ちていく」んですね、一緒に!

前里  落ちていきます、一緒に。

    「恋に落ちる」みたいに。

一真  わぁぁぁ…「フォールイン…」!

前里  フォールイン…。

一真  (笑)

前里  一真君が言うと、気持ち悪いと思う。

一真  (笑)

前里  「フォールインラブ」ね!

一真  いやぁ、そういうことですね(笑)

前里  そうです。

一真  はぁぁー。

前里  それはカウンセリングにおいても
    やっぱり重要なことで。

一真  はい。

前里  大切な要素というか、
    それがないとできないので。

一真  う~ん。

    じゃあその見学プログラムの方が
    外に出て見るときは、
    そういう見方ができるわけですね?

前里  もちろん、そうですね。

    それは教えます、仕事で。

    「見学する」ときの「技術」「理論」というのは
    サッと先に教えて、それを日に日に上げていきます。

    「見学する」という「視点」「理論」「技術」を
    日に日に上げていくので、
    「ただ見てください」というわけじゃないですよ?

一真  ちょっと待ってください!

    「見学する」ことにも
    「技術」があるわけですね。

前里  当然ですよ。

    「観察眼を鍛えるプログラム」ですから、これは。

一真  ただこの時間は「見る」だけ
    かと思ってました!

前里  いやいや、そんなことないですね。

    そういう意図はまったくしてないです。

一真  えー!?

前里  「見る」ということの技術を提供していく
    ということなので、
    安心しながら、そこに入り込みながら、
    コントロールしながら、ハグしながらっていう技術を
    その受けてる方だけ集めて話をするので。

    それは面白いのかなと。

一真  また、これはトレーナーの動きなども
    見ることができるわけですね。

前里  唯一、「全体を見る」という。

一真  「個人でなにかをやりたい」とかそう考えられてる方は
    唯一、全体を外から見ることができる。

    客観的に…。

前里  客観的に。

    地球を見ているSANと同じですよね。

    向こうの話って、高度で
    高みもあって深みもあって、横の広がりも幅もあって、
    抽象度も高いでしょ。

    「俯瞰してるレベルが高い」というか…。

    だから、目からうろこの話が多い。

一真  そうですねぇ、はい。

前里  それは単純に広い視点から眺めていて、
    「力が入らない」という状態


一真  はい。

前里  それを掴むと、自分の力の入り具合がわかって
    力の抜き具合がわかっていくという。

    「見学」というのはかなり奥が深い。

    「観察眼の話」なんで、これは。

一真  中学校の勉強をずーっとやり続けているのと、
    いったん高校生の勉強をとり入れたあとで中学校の問題を見るのと、
    この「簡単だなぁ…」と思う違いですよね。

前里  だから大人になってから
    勉強やったほうが早いですよね?

一真  早いですね!

    いろんなことを俯瞰して、体験してっていう中で、
    1回そこに戻ってくる…。

前里  あれは単純に物事を…
    出来事と出来事をつなげる。

    「横のくっつける力」
    が上がってるわけですよね?

一真  はい。

前里  だから、時代も
    「歴史」「流れ」が大事だっていうのは、
    中学校のときに聞いていたときには
    「それはもう…わかるけど、よくわからない!」。

    でも、大人になると
    その大事さがわかるわけですよね?

一真  はい。

前里  でも大人になるとわかる。

一真  はい。

前里  それは観察眼、
    「見学」っていう技術が上がったからですね。

一真  そういうことですねぇ。

前里  それを入れていこうと。

    しかも、唯一できるのは本当に
    「見学プログラム」の受講者だけ。

一真  ですね。

前里  うちのトレーナーも
    ワークショップの流れは計画できないわけですから。

    僕自身も入りますからね、
    僕の動きも「こうやってみてください」
    っていうので、唯一それが見えるという。

一真  う~ん。

    ある種、ガイドのような存在のつもりで
    「見る」という方も、大事なわけですか。

前里  まあ、一気に広げるとそうなりますけど
    そこに行くには「技術」と「理論」が必要なので、
    そこはまた説明していきます。

一真  はぁ…これが「見学」。

前里  これが「見学プログラム」ですね。

    「A組で参加して、B組で見学をする」とかっていうふうに
    「どっちがいいのか?」というのを
    考えながらやるというかたちです。

一真  わかりました。





「前里光秀研究所 三次元革命」より

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