3.スピリチュアルとは、何か? 『表参道回顧録』 

それはまさに、何かの
ワークショップのようでした。



また、その対話は突拍子もなく、
そして前触れもなく加速するのですが、

それがチャネリングの特徴だそうです。

ミツさんは、はじめました。





-----------------------------------------





「一真くん、まずはスピリチュアルについて
改めて学んでいこう。

スピリチュアルって、何だと思う?



それは、透視をする。チャネリングをする。
その上位概念としての在り方を鍛える。

それが、スピリチュアルなんだ。



一真くんが
この世界での遊びを実現していくために、
自分の創造性を思い出すこと。

ゼロに戻るから、
すべてもっている場所に移る。

そういう意味では、

自分のもっているものを否定することは、
自分ではない遠くの場所に走っていく

ようなものなんだよ。



それで次に、そのときに
必要な能力がある。

それは、「感じる能力」

感じる心がないと、
スピリチュアルはまったく理解できない。



しかし、多くの場合なぜかそれが
途中から「頭で考える」に変わってしまう。

頭は容量が少ないので、
頭で聞いていると苦しくなってしまう。

頭はすぐ容量オーバーになるから、
だから、心で感じていくといいよね。



この世界を感じるから、
この世界の遊び方が分かる。

この世界を知らないと、
遊び方というアイデアは浮かばない

ようになっているんだ。



感じるのが上手な人は、

「だいたいこうだよね」
という場所に行くのが上手。



感じるのが苦手な人は、
「どう?」と聞いたときに

「いやいや、今のところは…」
というような感じ。

それに似たような状況は、
カウンセリングで日々起きているよ。

感じないことが、1つをもってきて
「いや、まだ分からない」としてしまう。

これは、完全に不幸な状態だよね。



なぜなら、その1つにジャマをされて、
自分の創造性がゼロだと思い込んでいる

現象なんだ。

だから感じることは、大切。



そして、次に大切なのは…

「分からなくても、いい」
という思いが必要なんだよ。

すべて分かろうとすると、ムリかな。



スピリチュアルを語ろうとするとき、
この世界は3次元なので制限があるんだ。

だから4次元、5次元…

高次元の情報をおろすときに、
どうしてもムリがあるんだよ。

だから、「分からないまま聞いて」
と言った後に、

「ちゃんと理解してね」
と言わないといけないときがある。



「分からなくていいよ」
と言った5秒後に、

「なんで分かろうとしないの?」
と言わないといけない。



なぜなら、その言葉の間で
調節しているからね。

それは一真くんを責めているわけではなく、
ただチューニングをしているだけ。



だから分からなくてもいいんだけど、
絶対に分からなくてはいけない。

分かるかな?(笑)



一真くんには、
それを楽しんでもらいたいね。」





溢れはじめたミツさんの情報は、
塞き止められたダムの決壊に似ています。



その決壊をただただ眺めている自分と、
時間を止めながら、それを止めている自分。

2人の自分が
入り混じるような中で聞いていると、

なぜかいつの間にか
映画を見ているような気分に襲われます。



そのときにいつもハッとして、
理解しないまま時間が経ったことも、

思い出すのです。



「スピリチュアルとは、透視である。」



例えばそう語ったミツさんの真意に、
「実践してこそ、分かるんだ」という意図があって、

映画を見ていてはいけない、
自分が主人公だと思い出してほしい。

そう、前提での意味として
言われているような気がしました。