そして翌日、
東京オフィスでのミーティング。
普段はとても仲の良いミツさんと一真さんも、
このときばかりはお互いに真剣そのものです。
それは
「好きと思い込ませる」「勘違いの成功哲学」
という話からはじまりました。
「得意・不得意」という概念を入れずに、
「かっこいいな」「取り入れてみたいな」
と思ったら入れてしまう。
「自分はこれが好き」「自分はこれが得意」
というふうに架空の物語を自分でつくってしまう。
その「簡単さ」の中に
重しをドンとのせて現実に落としこむ。
ミツさん自身、例えば
いろいろな食事法を試しているそうで、
聞いたところ本当に楽しそうな生活をしています。
これは
「自分はこういうものだ」「今までこうだったから」
という考え方をあまりしない
ミツさんらしいフットワークの軽さ、
そして現実に落とし込む瞬発力・スピードを
物語っていると思いました。
その新しい試みを
すっかり自分の得意分野・好きなもの
にしてしまっているようです。
そしてこのDNAが最大限に活きる場面
というのはやはり仕事においてではないでしょうか。
仕事を好きになる。
好きになれるものを探す。
また、仕事をしている中で
「これが好き」「これが得意」
というものがあったとしても、
頭打ちを感じるような場面もあるかもしれません。
そのときに自分の創造性に判断・限界を設けず、
その先へ向かうために
「これがとてもとても得意」「誰よりも上手にできる」
と自分に思い込ませて才能に磨きをかけます。
人間のもつ才能というのは
1つ・2つではありません。
「価値満タン」「創造性100%」
という原点に立ち返り、
自分の人生に当事者意識をもって
主体的に生きていくとき。
そのときに
4つ、5つ、10個、20個…
と開眼していくものだと思います。
「自分はこういうものだ」と才能にフタをせず、
また、「これくらいかな」という限界を外して、
「これもあれもできる」「得意」
そして「自分はこの分野を極める人だ」
と自分に思い込ませる。
それはスタートは勘違いであったかもしれませんが、
「やってみよう」という簡単さの上に
「やる気」「その気」という重しをドンとのせて
現実に落とし込めば、
自分の眠っていた才能を呼び起こす
ことができるはずです。
重要なのは「その気」があるかどうか
だと思います。
株式会社 前里光秀研究所 研究生 比嘉公彦
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