研究生 東京レポート⑥ 

そして、講義では「日本」の集合意識に
焦点を当てていきます。

前里光秀大学の入学式で国家斉唱をしたのは、
自分が日本に住んでいる日本人であり、
日本の集合意識に所属していることを強く認識するためです。


元々、「自分が、自分が」という考え方は
海外から輸入したものです。

ゴールドラッシュも、
西へ西へという開拓精神もない日本は、
元来農耕民族で自然を崇拝し、
その摂理の中で文化を育んできました。

この「自己主張」の概念が合わないのは明白です。


どんなにグローバル化が進もうとも、
お味噌白とご飯を食べてほっとする、
日本人のこの心の部分は変わらないでしょう。


重心を低く地に足を着け、
自分が日本の集合意識に所属している
ということを自覚するとき、
日本の歴史や文化を再認識することは、
スピリチュアルな概念を意識に入れるときの
パワフルな後押しになるはずです。



そしてミツさんは
「日本の集合意識からの抵抗を受けないようにやる」
ことの重要性について言及していきました。

集合意識は変化を恐れますから、
一気に派手にやってしまおうとすると
たちまちはじかれてしまいます。


部屋の壁に穴が開いてそこから急激に水が流れ込んでくると、
その穴はすぐに塞がれてしまいます。

徐々に徐々に水かさが上がり、
気づいたころにはいつのまにか浸水している。

そうなるともう水を掻き出すことはできません。


ゆっくり、ゆっくりとやる。


このあり方は戦国武将でいうと
徳川家康のあり方に似ています。



徳川家康は織田信長や豊臣秀吉のような派手さはありません。

しかし、志半ばで部下の反逆にあった信長や
栄華を2代目に引き継ぎそこなった秀吉に対し、
下積みやナンバー2の時代を辛抱強く耐え、
260年余りにわたる政権基盤を築きました。

戦乱が静まり社会が安定し平和になったことで、
学問・思想・文化・芸術が花開き
「天下泰平」という日本語が生まれました。


この260年の天下泰平は、
地道に根を張り続けた、徳川家康という幹の太い木が
花咲かせたものだったのでしょう。

徳川家康が集合意識に好かれ、
そして集合意識に多大な貢献をした
戦国武将ナンバー1であることに疑いの余地はありません。


格言にも、
「ゆっくり行くものは着実に進み、着実に進むものは遠くまで行く」
という言葉があります。



人は誰しも早く証明したいという衝動に
かられることはあると思います。

しかし成果を急がないその姿勢を宇宙が見ていて、
そのあり方の先に宇宙が場所を用意してくれます。





「力技は力尽きる」

「気配を消せる人が気配を出せる」









前里光秀研究所  研究生 比嘉公彦
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