Vol.21『左耳の反射機能を失い』 


─[松永みやこのハント症候群体験記]─

Vol.21『左耳の反射機能を失い』
■ 7月11日(日)

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■ 7月11日(日)

この日も朝起きなるなり
鏡を覗き込んでみました。

左顔面の眉も口も頬も
特に顔の表情が動くことは
ありませんでした。


ですが、やはり口元は微妙に
以前よりも上がっており、
ほうれい線も少し復活

しているう様に見えました。



またこの日は改めて
総合病院の耳鼻咽喉科へ
行く日でした。

ミツさんは病院にも
一緒に来てくれました。

私はあまりにも足元がフラフラで
抱えながら歩いていたので
看護師さんがサッと
車椅子を用意してくれました。

まだまだ歩くのが困難だったため
車椅子を借りることで
かなり楽に病院内を
移動する事が出来ました。

ミツさんは
私を車椅子に乗せながら
採血室や耳鼻咽喉科や
聴覚検査室などの
病院を練り歩いてくれました。

行き先を方向転換する時は、
キューと横滑りさせながら
車椅子を走行させ、

『ドリフトだ~~~』

言いながら
車椅子を押してくれました。

私はまた、昨日の様に
何か恐ろしい事を病院の先生から
宣告されるのではと警戒していたので、
ミツさんのこの
『ドリフト走行』のお陰で
心地よく過ごすことができました。


ミツさんが一瞬、一瞬、
私の心を見抜きながら、
絶えず私の心を守り、
調整してくれている様でした。



まずは、採血をした後に
『聴覚検査』
『耳小骨筋反射検査』
行っていきました。


『聴覚検査』は
電話ボックスの様な個室に入り
イヤホンから聞こえてくる
小さな音を聞き分けて
聞こえたらボタンを
押していくという検査です。

『キーン』という音や
『ピー』という音など
高音から低音まで
異なる周波数の音を聞いていきます。

周波数ごとの聞こえ方が
どの程度なのか?を計り
今の聴覚の状態を数値化していきます。


私は昨日の夜、
ミツさんやみんなの声が
聞き取れなかったので
不安の中、
検査を受けていきました。


音がちゃんと聞こえているのか?
どうかも良く分からず
とにかく、必死で音を感じると
ボタンを押していました。



『聴覚検査』が終わると
今度は、『耳小骨筋反射検査』を
行っていきました。

『耳小骨(じしょうこつ)』
呼ばれる小さな骨があり、
耳小骨は音を
内耳に伝える大切な骨になります。

memai_1-1.png



そこに付着する筋肉は
大きな音を聞くと
耳を守るために
反射的に収縮を起こします。



耳小骨筋の1つは
『顔面神経』に支配されているため
顔面神経麻痺の状態が
この検査により把握できるのです。


memai_2.jpg


耳栓を入れて、反対の耳には
ヘッドホンを付けていきました。

徐々に大きな音が鳴り響き
『耳小骨』の収縮の様子を
波形に出していきます。


『耳小骨筋反射検査(SR)』については
こちらをご覧ください。
↓↓↓↓↓↓
http://www.kameda.com/patient/diagnostic/ear/sr/index.html



『聴覚検査』も
『耳小骨筋反射検査』も終わり
いよいよ、耳鼻咽喉科の
お医者様と面会です。




若い女性の先生でした。

先生に7月4日からの経緯を
細かく伝えて行きましたが、
この時はあえて『ヒーリング』の
話しは避けるようにしていきました。


やはり、『救急診療室』の
お医者様と結論は同じでした。


私は『ラムゼイ・ハント症候群であり
重度であること。


また、先ほどの検査結果の
図を見せならが説明を
してくれました。

図の見方はこちらをご覧下さい。
↓↓↓↓↓
https://www.takenoko-ent.jp/audiometry/

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聴力レベルの正常値は
20~30dBの様です。

右耳は○の印で示されており
正常範囲でした。


ですが、問題は左です!!


左耳は✖️の印で
示されています。

よく見ると、
20~60dBの範囲に位置し
『中等度難聴』と言って
特に高い音は
聞き取りずらい状態でした。


お医者様曰く、
左耳だけではもう
会話は聞き取りずらく
内容は分かりずらい
という事でした。


また、車が通るゴーという音が
聞こえる程度
と言われました。


ですが、昨日の夜は
みんなの会話が全く
聞き取れなかったので
まだ『中等度難聴』だったので
自分で感じたよりも
検査結果が良かった
様にも思えました。


昨日のミツさんのヒーリングの効果で
聴力の数値が良くなって
いるのでは?
と思いました。


いずれにしても
この数日で『難聴』
なってしまったのは確かでした。


更に『耳小骨筋反射検査』による
結果を先生が伝えてくれました。


反射は『顔面神経』と
関わる結果となります。



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右耳はどの周波数の音にも
反射の反応が
しっかりと出ていました!!

ですが、左耳は
横のラインのまま・・・・・

『反射機能』は
ほぼ失っている状態でした。



この検査で、
顔面の神経が働いていないことが
明らかになりました。




また、お医者様の言葉は
更に続きます。


発症の症状が出てから
10日間は病気の進行は止まらず
加速していき、
たった1日で症状が
悪化してしまう
ということした!



お医者様の判断で
それがなんと、

『7月17日まで続く』という
恐ろしい言葉が返ってきました。


今日は7月11日であり、
まだまだ悪化する
日は続いているのだと思うと
ゾッとしました。


また、早めに処置する事が大切で
10日間入院して
ステロイドの点滴を受けるか?
自宅でステロイドの
薬を飲んで病院へ通うかの
判断を迫られました。


その2つの違いが良く分からず
改めて違いを聞いていきましたが
効果にはさほど大差がないという事。

ただし、点滴の方が
薬の量が倍になるそうです。

薬の量が倍になったとしても
それが、体に大きく作用することは
あまりないとの事でした。

お爺ちゃん先生からは、
ステロイドの点滴を受ける様に
言われていたので、
入院するべきだと
その時は思っていました。

既にステロイドのお薬は
お爺ちゃん先生から
もらっていたので
一昨日から飲んでいる状態でした。


明日、再度
入院するか?通院にするか?
判断をして入院なら
明日からとなりました。

一旦、ここで家に帰り
みんなで相談することにしました。



つづく
 
株式会社 前里光秀研究所
松永みやこ


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