Vol.5『顔面神経麻痺という現実』 

─[松永みやこのハント症候群体験記]──

Vol.5
『顔面神経麻痺という現実』

■ 7月9日(土)

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■ 7月9日(土)

9日の朝は美歌さんが病院へ行く前に
わざわざタッパにたくさんのキウイを
準備してくれたので
フルーツを食べる事が出来ました。

昨夜までは
全く食欲がなかったですが、
昨日の点滴により
食べたい気が
今日の朝も上がっていました。

ビタミンや水分を
体がこんなにも欲していたのか?
と実感するぐらい、
甘酸っぱいキウイを食べるだけで
一気に意識がハッキリと
していくのを感じました。

食事ってパワーの塊なのだと
改めて驚きました!!


美歌さんは朝早くから
病院へ行く前に、
わざわざ食べる時間まで考えて
少し早めにフルーツを
持って来てくれたのです。

配慮ある
美歌さんの優しさに触れ
ますます、
彼女が天使に見えてきました。

美歌さん


また、その日は久しぶりに
ほんの少しだけ
自分で歩いている感覚があり、
フラフラになりながらも
昨日よりも足元が
良くなっている感覚がありました。


それでもやはり美歌さんは
私に会うなり
脇に入り込み、
軽々とかつい
タクシーに乗せてくれました。

本当に『頼もしい』
心の底から思いました!!



この日も、
お爺ちゃん先生が
待っている病院へ向かいました。


今日もお爺ちゃん先生が
大きな総合病院へ
何件か連絡をしてくれましたが、
結果的に受け入れてくれる
病医院は一つも見つかりませんでした。

実はこの時、ちょうど
コロナが蔓延していた時期と
重なっており、
病院の受け入れが困難だった様です。


こんなに朦朧としているのに
どこも受け入れてもらえず、
自分ではもう
どうする事も出来ませんでした。


ただ辛くて、
吐き気が強く、
寝ていないと体が
保たれない状況でした。


どうする事も出来ないので、
鬼気迫る思いで、
お爺ちゃん先生はステロイドの薬を
処方してくれたのでした。


このお爺ちゃん先生の判断が
後々、私を救ってくれるのです。

私は、お爺ちゃん先生を信じて
この日からステロイド
薬を飲むことにしました。




ですが、この日も結局、
どうすることも出来ず
家に帰って来てしまいました。


また私は、
昨日の看護師さんの言葉や
お爺ちゃん先生の
『顔面神経麻痺』
可能性についての話しなどが
どうしても気になり、
家に到着してから恐る恐る、
自分の顔を鏡を覗き込みました。


お爺ちゃんに診療してもらう時は
ぐったりしていたので
うつむき加減でしたが、

まじまじと
正面から自分の顔を
覗き込みました。


笑ってみたり、
目を閉じたりしながら
顔の表情を動かして
確認をしてみると・・・・・



つづく


株式会社 前里光秀研究所
松永みやこ


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