【肩に槍が突き刺さったような痛みを感じる線維筋痛症の女性へのヒーリング⑯】 

長い長いヒーリング時間が終わると、
Cさんは感動した面持ちでいた。

後から聞いたが、僕たちの気持ちが
嬉しかったという。



そして、少しの話のあと
とても明るい笑顔で帰っていった。



夜、Cさんに電話をした。

1回出なかったが、次は
長いコールで折り返しが来た。

すぐに出られない状況だったが、
その折り返し電話に出ることができた。



そこには、声の弾んだCさんがいた。



もう数日間も槍が刺さったような
肩の痛みがないから、安心していると言っていた。

指も、足先も、頭皮も…もう
完全に戻らないと思っていると。



「先生が言っていた、「忘れる」って
こういうことだったんですね!」



忘れていることを覚えている。

矛盾。

でもそれは、痛みがなくなったことは覚えているが、
その距離が遠くなっている証拠だった。

つまり、忘れる方向に歩いている。



途中で、はじめてCさんの家庭状況について
話を聞く場面があった。

この病気になってずっと、
娘さんのMさんがCさんのサポートをしてくれた。

旦那様は、仕事が中心だった。

あまり、病気の重大さを理解していない
ように映ったらしい。



それが、Mさんが出産をしたことが
きっかけとなって旦那様に変化が訪れた。



Mさんのサポートがなくなり、
いよいよ自分がやらないといけないとなり、

そこではじめて病気の大変さに
気づいたらしいという。

そして、旦那様は会社を辞めた。

Cさんのサポートをするために、
すぐに会社を辞めた。



「優しいですね!」



思わず、そう言った。

今はまた職場復帰しているそうだが、
Cさんは素晴らしい家族に支えられている。



病気はあるが、家族の思いやりがある。



もしかしたら、病気がなければ
その思いやりを体験しなかったかもしれない。

そういう意味では、病気とは
メッセンジャーの役割があるとも言える。



Cさんとの電話を切ると、数分して
またかかってきた。

言い忘れてしまい…という前置きの後で、
「これもヒーリングですか?」

と、ある箇所について話してくれた。



右脇腹に、3~4cm大の
骨の出っぱりがあったという。

恐らく、先天性だと。

何か痛みがあるわけではないが、
出っぱりがあったという。

それが、気づくとなくなっていると。

興奮しながら、Cさんは聞いてきた。



「これも、前里先生のヒーリングの
効果なんですか?」



ヒーリングは、もともとは
病気を治すという行為ではない。

本来の自分の波長とズレた箇所を統合させ、
本来の自分に戻すこと。

だから、部分部分にはたらきかけるものではなく、
全体性として捉えての治療をする。



ヒーリングをすると、その治療データが
本人の身体に転送される。

不自然な部分があれば、
もちろんそれも戻っていく。

線維筋痛症の完治が目的でも、
ヒーリングには様々な2次的な作用もある。



言葉を変えれば、いい副作用。



Cさんは、改めてヒーリング効果の凄さについて
感動したようだった。

また明日の約束をして、
電話を切った。



さらにまた時間を置いて、
また報告があった。

メールだった。



また、気づかないうちに
改善されている箇所を見つけたという。



Cさんは、毎月2回、滋賀から名古屋まで、
ある有名なカイロプラクティックに通っているという。

そこは、頸椎12番目の歪みを整えることによって
難病を完治することができるという。



そこに行く前に、いつも歪みを確認すると。
すると、必ず左に2cmズレているという。

それが、その日に調べたら
見事に綺麗に整列しているという。

しかも、最近は行っていないとのことで、
これはヒーリング効果に間違いないと。



名古屋まで行く必要がなくなった
と喜んでいた。



そこには全国からたくさんの難病の方が
通っているという。

Cさんは1年半通い続けて、
諸々の症状がよくなったという。

しかし、線維筋痛症は時間がかかる
と言われているという。



それが、たったの数日間で
知らない間に戻っていた。



本当にすごいところで治療を受けている
と感謝の言葉が並べられた。

そして、病気を自分で治す
とも書いてあった。

決めた、とあった。
諦めない、とも書いてあった。



ミツさんにその喜びの声を伝えると、
こう言っていた。



「時間が空いて、よかったね^ ^」



その日もミツさんは、
どこまでも淡々としていた。

そして、優しかった。
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