質問 


「死ぬということはどういうことか」





強烈な出だしだが、これはある方がした質問です。





答える前に質問はまだ続く。


「私達はパラレルリアリティを移動して生きている。たくさんの地球があり、

今この瞬間も別の地球で生きている自分がいる。同時に存在している。

そしてもし自分が移動したとしても、この地球に存在する自分もそのまま

継続して存在し続ける。

そしてそのたくさんの地球は、縦横一直線上ではなく、平面の中の点で

もなく、どちらかといえば無数にバラバラに立体的に存在していてる。

でも本当はそれさえも違っていて、3次元世界の物理的思考で解釈する

には、この表現が比較的近い表現となるだけだ。」





「そこまではなんとなくわかった。

しかし、この2種類の内容が腑に落ちない。

矛盾しているように思えてしょうがない」





「一つ目は

人は亡くなった瞬間に、別のリアリティでただ目覚めるだけだ。

そして、元のリアリティの記憶の断片を友人に話す。

”昨日、面白い夢を見たんだ”と。

そして、その亡くなった人がいないままの地球もそのまま継続する。

要するに死ぬことは地球の移動にすぎない。という話。」





「2つ目は、

人は亡くなった瞬間に、なぜ生まれてきたのかすべてわかる。

自分の使命も、自分が生まれる前に用意した設定も、

とにかくすべてを知る。そして時には肉体を持って生きて

いた自分を振り返り、悩んだり落ち込んだりしていたこと

が滑稽に思えて笑ってしまう。

ただただ遊んでいたことに気づく。という話。」






「ここで疑問に思うのは、それでは2つ目の話の登場人物は

どこにいるのか。別の地球で目覚めているわけではない。

いわゆる死後の世界のような場所にいるのではないか。

そこがどこなのかはまず考えないとしても、1つ目の話と違いすぎる。」






「これはどういうことですか?どちらが正解ですか?」









という質問でした。


答えは難しいものではないが

人の思考の癖が少しだけ出ているところが興味深い。

質問の中にすでに答えがあり、

本当の意味で腑に落ちていないのがどの部分なのかを気づいていない。







でもこの方は、次の瞬間に聞いたたった一言ですべてが腑に落ちた。

そしてそれを知るだけで、この方の意識は一気に拡大した。

「その必要があった」からこそこの質問をしてきたのだ。



だから、もし今この答えがわからない方がいるとしたら

あなたにもその必要があるからこの記事を読んでいるはず。





それはそれで楽しみにしながら、

まずはあなたならこの質問にどう答えますか?





続く











前里光秀研究所 川満由希夫 

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