夕方、再度訪れたCさんは
左肩の激痛がなくなったと言っていた。
槍で刺さったような痛み。
しかし、これまで感じなかった
腰の痛みが出てきた。
ミツさんによると、もともとあった痛みだが
他の痛みが強くて感じられなかったものだという。
背中の痛みがない、お尻の激痛がない、
指のこわばりはあるものの、楽になった。
「強烈な痛みはないですが、
身体の奥で常に力が入っています」
そう言っていたが、それは観念としては
「表面の痛みは、もうありません」
それを意味していた。
この病気は、中高年の女性に多いとされ
「完璧主義」「几帳面」「強迫性」
といった性格がキーとなるようだ。
発症前、とてもパワフルだったCさんは、
好きなことに没頭すると寝る間も惜しんで
物事を推進する性格だったという。
そのオーバーワークに、ストレスが加わり
発症した病気ではないかと。
劇的に改善したCさんと話し合い、
1週間くらい東京に滞在してもらうことになった。
ヒーリングは、回数をこなして
何度もやった方が改善は早い。
「ここで治らなかったら、もう後はない」
そう言っていたCさんと、
「研究所が治さなかったら、もう後がない」
そう言っていたミツさん。
人一倍どころか、100倍
責任感のかたまりのようなミツさんは、
1週間の滞在をしてもらうことで、
治せなかったという選択肢を排除した
ようにも見えた。
命がけの1週間になると、
少しは理解した僕がいた。
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- [2018/08/09 11:11]
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