「真摯さ」という文化創造 

「やります」


こんな言葉を、特別顧問の講義中に
受講者が言いました。


「ダメです」


すかさず、ミツさんはそう言いました。





この受講者は「生き方」を探していたので
ミツさんからのチャネリング情報で
人生の使命と進む道が
あるとき見えてきました。

そして重大な決断を「やります」と言いましたが
それに「ダメです」と答えるミツさん。


それはなぜでしょうか?




それは、その「やります」という言葉にある思いとして
強い損得勘定があったからです。


例えば「人のために生きる」。

もしそれを信条として生きるとき
人類とは、もともとひとつなのだから
そのワンネスが自分以上に
存在比で大きい他人を思いやることになります。


でも、もしその言葉に損得勘定、
つまりその後の結果のみを獲得しようとする
気持ちがあるのなら、
それは間違った行動です。

そういう思いを、この受講者の中に瞬間的に見たので
ミツさんは「ダメです」と言ったのです。


「やった方が」「やらなければ」ではなく「やりたい」
動機として必要なのは、ただただそういう思い。




このエピソードの背景にあるのは
資本主義経済の行き過ぎによる副作用
というような話をしていました。

(ミツさんの進化したチャネリングは
世界経済の今後について語り続けましたが
その内容については細かくお話できません)

つまり、合理的すぎる考えが
実は人生においては不合理を生むこともある
ということです。


これを聞いて多少なりとも
僕自身、身につまされる思いがしました。

もちろん、その後
その受講者の方は別人のように変わりましたよ。







行動以前に「在り方」。

どこまで行っても勝負は「在り方」。

その「在り方」に「真摯さ」という文化を育てる。

それが、前進前提です。








前里光秀研究所 和田一真
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