ライフライン体験記 ⑯今を生きる 

⑯今を生きる



5日目は誰かの
「おーい。おーい」という声で起きました。



見るとHさんが部屋にいます。

何事かと驚くと、
午前のセッションが始まる10分前でした。

僕らの部屋の誰も
朝食に来ていなかったので

寝ていると思い、
起こしに来てくれたのです。



ミツさんを起こした後、
アキラさんも起こしに行きました。

驚いたのは、アキラさんの寝姿が
あまりにも美しいことでした。

布団は最初から掛けていない様子で、

高い枕に頭を乗せ、
手を胸の上で組んでいました。

まるでツタンカーメンのような寝姿に
絶句したのを憶えています。



午前中は『サイレント・モーニング』という
会話をしないで過ごす時間でした。

その間に自分自身を内観し、
いろいろな気付きを得るのです。



セッションは『癒し再生センターへの訪問』、
『サードリトリーバル(3回目の救出活動)』、

『バイブフロー』を通しで聞くのですが、
部屋に戻ったと同時に話し始めてしまいました。



ミツさんと2人で部屋にこもって、
ミツさんの「役割」について話しました。



今、日本は江原さんを始めとする
霊能者のおかげでスピリチュアル・ブーム、

良くも悪くも半数近くの人が

例えば過去世について「あるんじゃないか」
と思っているのではないでしょうか。



非物質の世界を理解しはじめることは
人々の意識上昇にとって

とても重要なことではあると思うのですが、

スピリチュアルの世界を知ることによって
苦しんでいる人がいるのも事実だと思います。



例えばある人が過去世でお金持ちだったために、
今世ではお金について学ぶため

貧乏な一生を過ごすという設定をして
生まれて来たとします。



自分の過去世を知って、その人が

「今はお金じゃない大事なことを学んでいる」
と思えればいいのですが、

お金持ちになりたいのに
「学び」として「自分は物質的に

豊かな暮らしはできないんだ」
と悲観してしまったらかわいそうです。



人は「学び」のために
生まれ変わりを繰り返すのだとしたら、

たしかに貧乏を学ぶために
生まれ変わる人もいるかも知れません。



しかし本人がお金持ちになりたいと思って、
そのための行動を起こせば

なれると思うのです。

絶対なれない、
ということはないのです。

それを「学び」として受け入れて諦めてしまったら、
生きていてこんなに辛いことはないと思います。



未来は自分の手で切り拓くものです。



アキラさんは
「過去世なんて関係ない」と言っていました。

いろいろな瞬間、人生の連鎖で
「今」があるので、

「関係ある」とは思います。

でもそれを認めた上で

「関係ない」と思えれば
楽しい人生を送れるのではないでしょうか。



「過去世の因縁」や
「学び」は非物質界の真実であって、

物質界では気にすることなく
生きても大丈夫だと思うのです。

だから非物質界の真実を知って
落胆する必要はないのです。



ミツさんは

「大事なのは『今』じゃないですか」
と言っていました。



午前中最後の『バイブフロー』は
2人ともセッションをしました。

それが終わってランチに行く途中、

「フォーカス23消しました?」
と聞きました。



すると「失敗しました」
と言っていました。

直接フォーカス23に入ってしまったらしく、
その中で領域を圧縮させようと

手をいろいろ動かしたそうですが
ビクともしなかったということで、

これにはかなり笑わせてもらいました。



誰にでも失敗はあるということです。
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