ライフライン体験記⑫ 誰でもビジョンは見える 

⑫誰でもビジョンは見える



4日目の午後は
『セカンドリトリーバル(2度目の救出活動)』から始まりました。



自分の見たものを消さないように、
見たものを信じようと決めて臨みました。

そこで見たビジョンをいくつか書きます。



・ 西洋風の建物の外階段。
高さ1メートルくらいの木がたくさんある。道がある。

画面を180度転回する。目の前を2人の人が歩いている。
ここは庭だ。広い。

追いかけるがだんだんビジョンが小さくなって消えてしまった。



・ 空を飛んでいる。石でできた、鋭角の建物がたくさんある。
中に穴が空いている。中に入ってみる。

誰もいない。よく分からない。



・ 学校の教室。生徒はみんなおかっぱの女の子だ。
みんな死んでいる(と思った)。先生はおばあちゃん。

声を掛けても相手をしてもらえない。
ビジョンの中に入り込めていないのか。

そういえば、ビジョンに音がない。いつもそうだ。



・ 森の中にいる。目の前に道がある。
下の方から10人くらいが何かを担ぎながら登って来た。

外から布が被っている。目の前を通り過ぎる時、中が見えた。
中には誰もいない。追いかけたが、ビジョンが消えてしまった。



・ 台所にいる。いや、ここはレストランだ。
隣に8期生のMさんがいる。とてもニコニコしている。

ビールを注いでくれた。何かを話した。憶えていない。



こういったよく分からないビジョンをたくさん見ました。



ブリーフィングルームではこの体験をシェアしました。

Mさんが出てきたビジョンの話もしましたが、
「心当たりがない」と言われました。



しかしシェアが終わって部屋に戻る時、
Mさんが僕のところへ走ってきて

「さっきの話だけど、分かった。思い出した」と言われました。



先ほどのセッションで、たしかにレストランで
誰かと飲み物を飲んだ記憶があるらしく、

それが誰だか分からないが、それではないかということでした。



人とビジョンを共有したのは初めてだったので、
どんな小さなことでも嬉しかったです。



ビジョンを見る時は、目を閉じて額で暗闇を見つめます。
この時はただリラックスして額に意識を集中させるだけです。

それができるとそのうちに「ボヤ~」っと何かが見えてくるので
集中していると画面に入り込みます。



画面に入り込む方法がいまいちピンと来ない時は、
ビジョンが見えた時に一歩引いて

そのビジョンが映っているスクリーンのある映画館のイスに
1人で座っているビジョンを浮かべ、

そこからスクリーンに走っていってビジョンの中に入り込む、
という方法もあります。



最初は目の意識が強く、目で何かを見ようとしてしまいますが、
普通目で何かを見ることはないと思います。



これらの方法を、ブリーフィングルームで話しました。



僕としては見えない人に

「そのうちにガイドが導いてくれる」とか
「必ずしも見える必要はない」、「想像が創造だ」

というのは酷だと思っています。



それでは見えない理由が曖昧になってしまうし、
誰しも鮮明なビジョンが見たくてこのプログラムに参加した
のだと思うからです。

ある人から「その方法で知覚を拡大して何になるのか」
というような意見をもらいました。

「本来は、自分で見えるようにならなくてはいけない」と。



その時僕は、これからこう言われ続けるのだと思いました。
でもそういった声はあまり気にしないようにしています。

それまで僕なりの努力はしてきたし、
ビジョンが見えるようになった理由、

つまりミツさんへの感謝は絶対に忘れないからです。



誰にでもビジョンを見ることはできると思います。



僕が1日でいきなりビジョンが見えるようになって分かったのは、
ビジョンが見えないのは、ただ意識の集中がうまくないだけなのです。

それができれば、誰でもビジョンが見えるはずなのです。
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