5.チャレンジの概念を変える 『表参道回顧録』 

なぜ、その言葉には
確信があるのか?



言葉が醸し出す確信というのは、
おおよそ人生の経験値が関係していそうです。

そこで、僕は何かミツさんの
実績にあるのではないかと思いました。

僕がやったこともないような実績か
人生の経験があって、

それが確信をつくっている。

そう思いました。



「日々、何か決定的に違う行動があるはずだ」



そう思ったときに、
ミツさんがこのような話をしました。





「実はある意味で言うと、

僕らの会社の仕事って、
チャレンジの概念を変えていくことなんだ。



この世界で壁に見えることは、
すべてチャレンジ。



これを壊していくと景色が変わる。

これが少し難しいイメージがあるんだけど、

僕と隣りのリアリティの間にある膜…
膜って「難しい」という思い込みなんだけど、

それを気にせず足を出して進んでいくこと。
たったこれだけのことなんだよ。



それができた先で、
限界をフル回転で探していく。

探すというより、
超えられる意思があるから、探すだけ。

そのときに、いろいろな問題を、
問題として見る目がなくなるから

問題そのものがなくなるんだ。



だけどチャレンジを大げさにカッコよくしすぎると、
そのドラマに負けてしまうんだよね。

チャレンジより自分の方が上だから、
本当のチャレンジというのは

すべり台に乗って滑るだけなんだよ。



他には、チャレンジが大事だと学んでいても、
なかなか自分のリアリティを変えられないケースもある。

それは、「今のままでいたい」という
潜在意識の作用でもあるんだよね。



でも、それが分かって何の意味があるのか?



それを知っても、意味はない。

だから最初にも言ったけど、
原因だけ掴んでいてもその先は超えられない。



だからこそ、一真くんには
絶対に掴んでほしい。」





もし、確信がチャレンジの数や規模なら、
僕にはそういうカウントはありませんでした。

だからミツさんから「チャレンジ」という言葉を聞いて、
僕は少し恥ずかしくなったのですね。

そして、

自分自身の人生を振り返ってみると、
そんな大きなチャレンジをしたことがあるか?

という思いが頭をよぎりました。



でもミツさんが言う定義には、
「壁に見えるすべて」というのがあったので、

ほんの小さなチャレンジだとしても
自分が壁に見えたらそう言っていいのかもしれません。

また、そうも思いました。



そこでいざ考えてみると、
多くの人が抱える問題点に、

「人生が変わらない!」
というのがあるように思います。



なぜ、今日も昨日と同じなのか?
なぜ、昨年と今年も似ているのか?

なぜ、毎年似たような仕事ばかりしているのか?

まわりの友人も、話している内容も、
自分の収入も、よく考えると大きく変わりません。



成長はしている!

いい感じでスピリチュアルを学んでもいるし、
ちゃんと人のためになることもしている!

そういう自負が、ありました。



でも、人から見てどう変わったかと言うと…
そんなに変わったとは言えないところもありました。



その答えが、もしチャレンジにあるのなら、

チャレンジしないエリアだけで
生きているということになります。



そう、チャレンジを探して生きている人と、
それを知らずに、無意識に避けている人。

たしかにそれは、数週間で見ても
大きく違う結果になります。



そう言えば、ある世界でミツさんから

「人は1日で200回くらい逃げる」という
心の仕組みについて聞いた話を思い出しました。

もしそういう仕組みがあるなら、
恥ずかしいことではないのかもしれません。

だから目に見えない壁から
敢えて「逃げない」と警戒心をもって生きることで、

自分が避けようとしている
壁が見えるようになるのではないか、と。



それも含めて、ミツさんが
「確信」という言葉を何度も使うことが、

とにかく強い強い、色の濃い
リアリティを体験していることに聞こえました。



そして次に思ったのは、
こういうことです。



もしかしたら、人の成功とは規模や成果だけでなく、
自分の中にあるチャレンジを超えた確信ではないか?



自分にしか見えない壁を見つけて、

自分にしかできない方法
または自分にしかわからない気持ちで、

その先に出会い続けていく。



それなら、「チャレンジする」とは
今すぐ成功できる方法でもあります。
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