思いやりは、時間となって放出される 

「かけた思いやりは、相手の中に残ります。
それが時間となって放出され、
あなたはその時間を使って、
行きたい場所へ行けるでしょう」

SANが言っていた言葉です。

与える=減る、
という価値観がある以上、
シェアリングは成立しません。

その価値感がある以上は、
共鳴・共感・共有は起こりにくいんですね。

2本の直線はずっと交わらないまま、
ずっと平行線をたどります。
イノベーションは起こらず、
時間が途方に暮れる、茨の道です。

「時間が曲線となり、
その曲線をたどっていった先で、
私達とあなた達は対面するでしょう。
私達はそのときを、とても楽しみにしています」
SANは、無邪気な好奇心に満ち溢れた雰囲気で、
そう言いました!

時間とは、彩り、
時間とは、思いやり、
なんですね!

これは「ペイフォワード」の考え方にも通じます。

第3次産業であるサービス業においても、
サービスを提供することで、
相手に彩りを与えることができます。

でも、サービスはサービスであり、
思いやり、とは違う概念です。

先に与える、相手を思いやる、
というのは、抽象度が高い、
更にその上をいく上位概念なんですね!

特種能力がなくても、特別な技術がなくても、
特別な場所がなくても、
いつでも、どこでも、誰でも、
相手を思いやる、ということはできます。

人は、もらった愛情のぶんだけしか、
愛情の表現方法を知らないと言います。

思いやりをもらった相手は、
その愛情表現を使って、
更に、その思いやりを、他の人物に提供します。
こうやって、ポジティブな循環が生まれるんですね!

奉仕とは、豊かになるための、
もっとも簡単な近道になるのですね!

ペイフォワード、
それが、運がいい人の条件です!

何かに追い立てられ、
アイディアが煮詰まっているように感じるとき、
それは「自分、自分」という考え方に陥って、
周囲とのエネルギーの交流を
シャットアウトしているのかもしれません。

目的地のゴールを、
山の頂上としたときに、
杖をつきながら、
紆余曲折をたどっていては、
頂上につく頃には、
ヘトヘトに疲れきってしまいます。

思いやり、という名の、
一直線の階段を、山の頂上にむかってかけましょう!

一段づつ確実に歩みを進めれば、
上るごとに、視界は良好で、
空気は澄み渡り、
晴れ晴れとした気持ちで、
フットワークも軽くなります!

「目的地にたどり着く、
その時間が、短縮されるということです」
と、SANは言っていました!

今世紀最大の飛躍の月、9月も、
この思いやりを、どんどん活用しましょう!
時代はサービスを提供し、相手に彩りを与える時代から、
思いやりによって相手に彩りを与え、
その彩りを共有する時代へと、
移行しています!






比嘉公彦
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