脳は、7回でおぼえます 

人間の脳は繰り返しに弱いと言われています。
どんな人の脳でも、
回数や量をこなせば、
習得したいものを習得できるんですね!
逆を言えば、本人の意図に関わらず、
普段、繰り返し見聞きしているものが、
強く強くインプットされるのです!

テレビ、新聞、ラジオ、雑誌、
会社、住んでいる街、自分が住む家、自分がいる部屋、
周囲の人とよく交わす会話。

日常習慣の中での繰り返し、
当たり前のように五感から飛び込んでくる情報、
その回数の多いものが、
その人固有のパーソナリティーを形成している側面があるのです!

同じAさんという人物でも、
通勤に毎日車を使うのと
毎日電車を使うのと、
毎日自転車を使うのとでは、
見える風景、聞こえてくる音、感じる臨場感が違うので、
通勤のスタイルを変えるだけでも、
その人となりは変わってきます!

「習慣が、その人をつくる」と、ミツさんはよく言います。
普段、自分が何を繰り返しているのか。
意識的に繰り返しているものも、
無意識的に、繰り返し飛び込んでくるものも、
注意深く見ていく必要があるんですね!

自分が現在おかれている環境や状況を考察して、
その繰り返しの先に、どういう未来があるのか?
と、未来予測をはたらかせることもできます。

心理学者アブラハム・マズローは、
欲求5段階説において、

人間は、生理的欲求や安全欲求などの低次の欲求が満たされると、
尊厳欲求(承認されたい欲求)や、
自己実現欲求(自分の能力を引き出し、創造的な活動がしたい)
など、内的な心を満たしたい欲求が芽生えると提唱しています。

人は誰しも、幸せを追い求めていく過程で、
自己重要感を満たし、
自分の潜在能力を引き出して、
「創造的でありたい」という願望をもつようになっているのですね。
それが充実感や幸福感につながっているのだと思います。

自分の毎日の生活が、
人間のもつ高次の欲求である、
尊厳欲求や自己実現欲求を満たすものにつながっているのか。
足りないものがあれば、どこを補っていけばいいのか。
毎日の生活習慣、その繰り返しの中に、
改善策や修正を加えることで、
どのライン上に自分を乗せるか、
その方向性を決めることができます!

以前にSANが、
「無数にあるパラレル・リアリティの中で、
あなた達が選択できるリアリティは7つあります」
と話していました。

「無数にある中での7つ」
というと、少なく感じる方もいるかもしれないですが、
それでも、7パターンの体験可能な自分が存在するわけです!

どのリアリティにいる自分も価値は満タンですが、
より創造的な自分自身を選択するために、
毎日の生活習慣の中で、考察・改善・洞察を徹底し、
1日1日を確実に成長・進化することだと思います!

時に微調整を加え、時に大胆に、
他との競争も意識したシビアな目をもちながら、
2016年を丁寧に生きましょう!

脳は「7回」でおぼえる。
選択できるリアリティは「7つ」。
「7」という概念がキーワードです!






比嘉公彦



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