旬を逃さない 

人はそれぞれに、固有の観念をもっています。
そのフィルターを通して、独自の世界観で物事を見ているので、
誰1人として、同じ風景を見ている人はいないんですね。

ある人にとって「この選択が正しい」と当たり前に思っていても、
他の人からすれば、「別の選択肢のほうがいいんじゃないか?」
ということが、よく起こるのです!

なので、大事な決断ほど、
周囲のブレーンの意見に耳を傾ける必要があります!
優秀な人というのは、
周囲に優秀なブレーンがいる人のことをさすのだと思います。

常日頃から、
周囲の人と信頼関係をきずいて、風通しをよくしておかないと、
自分自身の判断だけでは、
いざというときに、曇った目線で、
旬を逃がすような誤った判断をしてしまいがちなんですね!

旬の時期ほど、
人は盲目的に自分の我を押し通してしまうものだと思います。
普段は冷静沈着な人物でも、
大きなチャンスが来たときに、
まわりがびっくりしてしまうようなミスを犯す作用が、
潜在意識にはあるんですね。

どんなに頭がよくても、
潜在意識がコントロール下になければ、
防衛本能的に、機を逃してしまうのです。

多くの人がもっている観念として、
「経験を捨てる」というものがあると、
ミツさんが言っていました。

コツコツと経験や徳を積み上げても、
ある分岐点において、
ふっと力が抜けるような感覚で、
ごく自然に、積み上げた経験を捨ててしまう。
そういう仕組みがあるわけです!

積み上げた運を活かせるかどうか、
というのもまた、運、なんですね!

手を上げ続けて、
手を下ろさなきゃいけないようなことが起こっても、
そこで下ろしたらダメなんです!
「最悪な状況でこそやる」
潜在意識をコントロール下におくには、
そういう気構えが必要なんだと思います!

上り調子で迎えた旬のときほど、
人の心は浮き足だって、盲目的になりやすいものです。
重要な決断においては、
「これが自然だ」と自分の主観で決めた一択だけを盲信せず、
「もしかすると楽なほうに流れて、旬を逃してしまうかもしれない」
と緊張感をもち、
信頼できる周囲の人の意見にも耳を傾けましょう!

歩みを止めずに進み続ける。
目の前のことをつかみ続けることが大事です!






比嘉公彦
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