時間の絨毯 

「人は、時間という名の絨毯の上に座っています」。
以前に、SANが話していたことです。

時間という名の絨毯の上にすべてがあり、
欲しいものは、手を伸ばせばつかめると。

「時間がかかる」や「5年後には達成したい」などの考え方は、
本人が「これぐらいのペースでいきたい」と選択しているんですね。
「絶対的にこれだけの時間がかかる」というのは、
本質的にはあり得ないわけです。

すべてが用意された絨毯の上に座って、
全部本人が選択しているんです。

そして「1人の時間」というのは存在しないそうです。
時間の絨毯の上には、
みんなの感情、みんなの空間、があるんですね。

数字でもない。固体でもない。
空気感や、感情に似たようなものが「時間」です。
だから「共有」することで、「ツヤ」が上がるんです。
他人との共有の中ではじめて、時間は光を放つんですね!

「誰かのために」という思いが、もっとも時間を凝縮させます。
みんなの感情、みんなの空間に、
その思いが共鳴して、シンクロニシティが起こるんですね!!

目的や目標、願望を設定するときに、
「何のために?」「それを使って何をする?」
がとても重要だと思います。

「才能」「健康」「経済的自由」「時間的自由」
それがあれば、自分はそれを使って、
最も高いパフォーマンスで、
誰よりも上手に人を喜ばせることができる。
という計画性があれば、それは受理されると思います。

「それだけ言うんだったら、この人にやらせてみようじゃないか!」
という応援が必要なんですね。
思いの強さが、
応援を受けながら具体性を生み出すんだと思います!

結局はヒーリングも、
どんなに優秀なヒーラーが熱心に手を当てても、
受け手がその健康を使って、
「何をするのか?」「人にどう役立てるのか?」
その具体性がなければ、意味をなさないのかもしれません。
なぜなら「1人の時間は存在しない」のだから。

「紙に書くと実現する」とよく言います。
「紙に書いたら、あれも実現したし、これも実現したよ」
と言うとき、
その実現した設計図には、必ず人の笑顔が張り付いているはずです!
混じりけない思いで練り上げた事業計画書が、
めでたく受理されたんですね!

目的や目標、願望を設計するときに、
その設計図の中に、
どういう人の、どういう感情が流れてくるのか。

遺影のような白黒の、
ぼんやりとした設計図を書くのではなく、
具体性をもって、
関わりのある人の感情が色とりどりに流れてくるような、
立体的で温かみのある、美しい設計図を描くことが、
実現の鍵を握っていると思います!

すべてがある時間の絨毯の上で、
自分にしか描けない、
独自の色をもった設計図を完成させましょう!
その深く深く静かな漆黒の集中の中で、
いよいよ、時間は透明な光を放ちはじめます!






比嘉公彦
関連記事