人は元来、目的志向の動物であると言われています。
一度目標が決まれば、標的を狙うミサイルのように、
掲げた目標に向かって、
困難をものともせずに突き進んでいきます!
しかしこの目的や目標といったものは、
簡単にスイッチが入るものではないみたいです。
「自分がどうなりたいのか?」
ふつふつとわいてくるものが大事で、
まずは、勉強自体が目的になってもいいんですね。
そのぐらい、目的や目標といったものは、
そうそう簡単に、パッパッパッと出てくるものではない。
逆に言えば、目標や目的さえ決まってしまえば、
ナビに詳細な地点情報を設定できるので、
あとは潜在意識の力も使って、
自動操縦でそこに向かうことも可能かもしれません。
「発見9割、発揮1割」と、ミツさんはよく言います。
この発見に、莫大なパワーを要するのです!
なので焦りや、コンプレックスを根底にした、
「早く証明しなければならない」
という強迫観念や、自分に対する無価値観、
行き当たりばったりな感情的な思考が、
この発見を遅らせるものだと思います。
戦略とは、順番のこと。
人の人生も、会社も、商品も、
戦略がなければ、
なかなか世の中に認めてもらえません。
自分の中でふつふつとわいてくるもの、
まわりの人からかけてもらった言葉、
勉強してきたこと、
「こういうことをやりたい」「こういうものに興味がある」
といった、物事をスタートさせたときの初心、
日常生活の中の些細なものでも、
こういった1個1個のものを忘れずに、
コツコツと積み上げてためる。
その積み重ねや量が、
ある分岐点を越えてスパークして、
何かを発見するエネルギーになるんだと思います!
「忘れない」もまた、1つの戦略なんですね!
ミツさんも以前、
「もし自分に1つ、人よりも秀でているものがあるとすれば、
それは、忘れないことだと思う」
と話していました。
忘れる仕組みがある中で、
忘れない対策をとることが、有効な戦略であり、
それが、パワーを蓄えること、運をためること、
徳を積むことに、つながるのです!
不安感が強ければ、何かを忘れていたり、
まだまだ、徳を積む行為が足りないのかもしれません。
初心を忘れずに、順番を大事にして、
コツコツとためていく亀の姿勢は、
一見、地味で華がないように見えますが、
実はあれは、高度な戦略なんですね!
神話やおとぎ話には、
この世界の比喩が隠されていると言います。
1つ、自身の戦略を立てるときの参考にすると、
面白いかもしれません。
比嘉公彦
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