「人はうまくいく前提でしか物事を考えない」
しかし、ほとんどの場合、人には波があり、上もあれば下もある。
この下の部分も想定して動かなければ、本当の意味での
ポジティブとは言えない。
例えば経営でも、いろいろな問題が起こり
壁にぶち当たったときに、その壁を越えていくだけの
体力が会社にない場合もあるかもしれない。
その危機感も合わせ持ちながら、物事をスタートするということが
本当の意味のポジティブであると、ミツさんは言います。
ミツさんは沖縄から東京に進出する際に、
あらゆる危機を想定し、いざというときの
担保も持ち合わせて、入念な下準備の元に計画を進めてきたそうです。
つまり、ギリギリの状態で、いちかばちかで
チャレンジをした訳ではないのですね。
マーフィーの第5法則
「自然は絶えず、隠れた欠陥に加担する」
「欠陥」とは、「計画性」のなさを意味する。
シビアな現実を直視した
十分な危機管理能力
それこそが正に、計画性であり、その緻密な計画性こそ、
真の意味でのポジティブではないでしょうか。
上っ面の、偽物のポジティブに踊らされていては
人からの信用を得ることができない。「責任」をもたせてもらえない。
「継続」することができない。
生々発展のルールの中で、選ばれる生き方、負けない在り方。
加担されずに生き残る術。
十分な危機管理能力、その緻密な計画性。
「男は敷居を跨げば7人の敵がいると思え」
先人達の知恵の中にも、仕組みの中で生き残るその術が、
しっかりと継承されています。
ある日の特別顧問でのセッションより
比嘉公彦
- 関連記事
-