「記憶は脳の一部に貯蔵されているのではなく、
思い出す瞬間に毎回構築される」
ノーベル賞博士、ジェラルド・M・エデマン
記憶は、
その時に引き出された情報が記憶として認識される。
それは繰り返しによって太くなり、
周囲の人から「そうですよね」と
同調されることで
どんどん補強されていくようです。
いわば、
自己都合でつくっているようところが
あるのですね。
そして本人が、
その記憶に合わせた
行動をとることで結果、
体験する
「現実」をむかえる。
その時に引き出した「情報(
言葉)」
(言葉は独り言や、「また、やってしまった」
「どうせ自分なんて」のような頭の中で唱える
内省的な言葉も含む)
↓
それが繰り返されることによって
「記憶」になる。
↓
同調者がいることでそれは補強される。
↓
本人がその「記憶」に合った「行動」をとる。
↓
結果、体験する「現実」をむかえる。
人間は「今」この瞬間に、
「過去」も「未来」も創造しているのですね。
なんとなく生きて他人にコントロールされるのか
自ら、体験したい未来へむかうための「言葉」を発信し、
同調者の協力を得ながら、自分でコントロールするのか
そのどちらかの選択肢が用意されています。
人は、
生活の中で
8割は先週と同じ言葉を使用しているそうです。
つまり、普通にしていれば
先週と同じ今週、
今週と同じ来週を生きる可能性が高いということです。
「インサイドアウト」自身の中にあるものが、外に反映されるのが
この世界の仕組みなので
なんとなく生きていては
パラダイム(思い込み)チェンジは
起りません。
自分が体験したい未来へ向かうために
意識的に「言葉」を発信する。
内省的な言葉もコントロールする。
その「言葉」に同調する人がいて、
それを
繰り返すということが、
とても重要になってきますね。
例えば、友達とドライブに行って
自分の夢や目標を思いっきり語り、
友達が「いけるっしょ!、全然楽勝でしょ!」
と同調する。これを繰り返すということが
日常生活の中ですぐに実践できそうな
理想的な状況ではないでしょうか。
もしくは金銭を間に挟み、
理解者を見つけ
パートナーシップを結ぶ。企業が社外コンサルタントと
契約を結ぶのはこれにあたります。
まずはじめに自身の
主体性、
能動性があり、
場所(Location)
理解(Understanding)
人間関係(Connections)
知識(Knowledge)
この4つの頭文字が組み合わさって
「LUCK」となります。
お金がないときに
「今はお金がありません」ではなくて
「今は持ち合わせがありません」
メンターからのアドバイスが理解できないときに
「わかりません」ではなくて
「へぇ、面白いですね!」
困難な状況に陥ったときに
「難しいな…」ではなくて
「なんだか楽しくなってきた!」
「はぁ…」と思わずため息をついてしまったときに
「はぁ…良かった…」と一言付け加える。
少し強引にでも表現を変える
捻りを工夫する癖をつけることで、
自分にとって、
都合のいい記憶をつくりやすいと思います^_^
比嘉公彦
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