「俺はまだ本気出してないだけ!」
うちの村上剛先生が前里からもらったTシャツに、
確かそう書かれていました 笑
この話は剛先生とは全く関係ないのですが…
「多くの人が、実はそう思っているのではないか」
こんなストーリーをお読みください。
--------------------------------------------------------
[先輩Aさん」]
おい!B!なぜちゃんとやらないんだ!
同じことを何回言ってもなぜ聞かないんだ!
なぜ全力でやらないんだ!
[Bさん]
はぁ~ 誰も俺の実力分かってないな~
今はこんな感じだけど、ちゃんとやれば誰にも負けないよ。
[先輩Aさん]
おい!B!
お前このままだと今月でクビになるぞ!
昨日社長が言ってた。
[Bさん]
え!? それは嫌だな…
よし、そろそろ本気出すか♪
いつも先輩に注意されてたけど、
業績上がらないのは本気じゃなかっただけ。
本気出せば普通に大丈夫♪
だけど、ふざけずにホントに本気で仕事しよう!!
もうだらだらするのはやめた!
心を入れ替えよう!
そしてBさんは本当に全力を出しました。
だけど・・・
--------------------------------------------------------
本気ってなんでしょうか?
本気の基準は?
Bさんは失敗しました。
でもBさんは本気でやりました。
しかし、それは結果的にやった「つもり」でした。
Bさんは、まさか自分の本気の基準が、
先輩Aさんや社長よりと違うとは思っていなかった。
Bさんは10の高さを本気の基準にしていました。
それを見ながら、ずっと4~6をウロチョロしていました。
10なんてすぐに行ける。
そして危機感を感じたBさんは、10まで上げました。
そしたら充実感もあった。
「やっぱり本気でやるって気持ちいいな、これからも頑張ろう!」
しかし、Bさんは・・・(>_<)
そう、先輩Aさんや社長の基準は、20でした。
結果的にBさんは、会社の基準の半分しか本気を出していなかった。
自分思っている本気、全力の基準が、
必ずしも正しいわけはない。
むしろほぼ正しくない。
本気というものは、自分では判断できないのです。
しかも、それは「誰かに聞いてもわからない」
大問題です。
どうすれば??
本気でやるだけです。
そして、そんなものは本気じゃないっ!
と言われる場所まで来ないと全然気づけません。
多くのBさんはそれに気づけない。
なぜなら、先輩Aさんと出会うこと自体が奇跡的だからです。
誰にも何も言われなければ、
Bさんは本気か本気じゃないかすら考えない。
「本気を出せば・・・」という、生意気な思考さえも浮かばない。
これはとても怖いことです。
それでは「先輩Aさん」に会うためには?
そんなことを考えている場合ではありません。
重要なのは、
「本気で本気でやってもまったく到達しない」
にもかかわらず、
本気ですらやっていない可能性があるということです。
「いつか」なんとかしようと思っていて、
その「いつか」を迎えたとしても、
その「いつか」自体が間違っているかもしれない。
それを知ったCさんはどうするだろう。
つづく・・・ きません。
これはシンプルな話なのでもう終わりです。
- 関連記事
-