私はずっと、目の前にあるものだけが
「全て」だと思っていました。
目の前に「喜び」があれば、喜ぶ。
目の前に「悲しみ」があれば、悲しむ。
目の前に「怒り」があれば、怒る。
それがごくごく当たり前のことで、
「人間らしい」ことであると思っていました。
もちろん様々な感情があるのは、人間ならでは。
目の前のことを大切にすることも間違ってはいません。
そんな私が、前里光秀大学で学んだことで
どのように変わったのか。
自分が喜びたいから、
目の前が「喜び」の世界に変わる。
自分が悲しみたいから、
目の前が「悲しみ」の世界に変わる。
自分が怒りたいから、
目の前が「怒り」の世界に変わる。
……この違い、お分かりいただけますでしょうか。
私たちは常に問われています。
「何がしたいですか?」と。
現実を創るのは、他でもなく自分自身。
その問いに、ただただ答える。ただ、それだけ。
とてもシンプルで、当たり前のことですが
私はここに気付けたことがとても大きかったと思っています。
そして、それを知った上で
目の前の「今」を大切にすると、何が起こるのか。
自分の意思によって創られた「今」を大切にするということは、
それを創った自分を大切にすることであり、
その「今」に並んで存在する、
別の自分を含む全ての時間・空間を大切にすることであり、
その「自分」を創っている「他」(人やもの、全て)
を大切にすることに繋がるのです。
とても壮大でありながらも、当たり前のこと。
当たり前だからこそ、蔑ろにしてしまう隙もある。
そこで私は、「丁寧に生きる」ということを
行動で、言葉で、語れる人として生きます。
何か特別なことをしようと力まなくても良い。
そもそも特別なことは、
しようと思ってするものでありません。
今という瞬間を大切に、精一杯生きるからこそ、
結果として特別なことになる。
それをたくさんの人に知ってもらいたいという想いで、
これからを生きていきます。
前里光秀大学 創造学群Ⅰ類 進化生態学系
第3期 特別研究生 長田 由里
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