14102201
「一真くん、ちょっと出ようか」
夕方、ミツさんに誘ってもらい
神楽坂のカフェへ行きました。
お店の席に着きホットコーヒーを注文すると、
ミツさんは新聞を広げ、読みはじめました。
こういうときは、ミーティングです!
僕たちのミーティングというのは、
いつも自然発生的にはじまる。
それは雑談のようにはじまり、
掛け合いの中でお互いのイメージを膨らませる。
「自分でイメージを描ける人が、
人が描いたものを踏襲できるんだよ」
ミツさんの超高速イメージは、
加速感がすごくて、ついていくので精いっぱい。
でも、なんとかついていこう
としている間に、少しはレスポンスできる
ようになってきました。
そのために必要なこと、
それは「考える」ということ。
「あの件なんだけど」
または「あの件なんですが」
とどちらかが言って、
その話題ははじまります。
そしてミツさんはいつも、
急に聞いてきます。
「これについて、どう考える?」
「これは、どうかな?」
「いちばんは、どうしたい?」
その問いかけに乗って答えるには、
普段から考えないといけない。
イメージを描き、自ら考えていないといけない。
その能動的な姿勢がなく、
入社当時は質問される度に黙っていました。
「考える」ことを手放しはじめると、
人はどこまでいっても考えない。
そして、人の意見を鵜呑みするようになり、
思考を誰かの意見や観念で埋めていく。
すると思考停止した頭脳は、事実上奪われる。
人や社会に奪われ、終いには人生、
そしてお金まで、奪われていく。
前里光秀大学や特別顧問の受講生に
ミツさんが強く己の自立を促すのも、
「考えない人は奪われる」を知っているのだと思います。
もちろん、それだけではないですが。
そして、自分で考えるからこそ、
ミツさんが描いたイメージのピントに
少し合わせることができる。
これはすっごく重要なポイントで、
それがあってはじめて流れが生まれるんです。
イメージ力を刺激し、
新しい知識創造の場としてのカフェ。
ミツさんのお金と時間は、
いつもイメージ力のために使われます。
また、僕たちの会社では、
モノではなく体験にお金や時間を投資する
もはや「文化」というものがあります。
カフェ、クラシック、講演会、旅行…
何かを生む体験に投資をします。
例えば30万円というお金を、
セミナー受講などの体験に投資をする
ことも、ミツさんはおススメする。
そうすることで自分の成長を手に入れるだけではなく、
「余計なモノを買わない」ということにもつながります。
だから、30万円の投資で、
生活がシンプルになっていく。
30万円の消費は、
次の50万円の消費を引き起こしますが、
30万円の投資は、
次の50万円の収入を生む。
お金を投資に動かすという集中が、
次の流れを生んでくれるんですね!
そんなことも教えてもらいました。
今回も、2時間くらいのミーティングで
傑作アイデアがやその卵が、
いくつも生まれました。
ヨガスタジオから戻り、
途中で合流したみやこさんたちともミーティング。
こんなときでも、ミツさんは
いつも面白い!
ミツさん 「ヨガの服装も、決めていこうか」
みやこさん 「はい、そうですねぇ」
一同 「…(考え中)…」
ミツさん 「ふんどしにする?」
一同 (爆笑)
かずま 「いやいや、ポロリするじゃないですか!笑」
ミツさん 「しないでしょ!
日本人らしく、ニッポンヨガってどうかな」
かずま 「すごい名前ですね!それ笑」
そんな冗談の入った笑い話をしながら、
「ニッポンヨガ」は非常に深い哲学を持ちあわせています。
ミツさんのすごいところは、
こういう即興の思考の深さ。
ミツさんが言うには、
日本は象徴として物事を完成させる国。
4500年以上の歴史があるヨガが、
資本主義国で憧れの職業として成立するためには
抜本的な構造改革が必要である。
それをやるのは日本しかない!
だからニッポンヨガ。
(※この名称は、公式ではありません笑)
そして、「ニッポン」と「ヨガ」の組み合わせ。
「株式会社わっしょい」
(※ただ人をアゲアゲしよう、というミツさん考案の架空の会社)
のように、これまであるもののかけ算なので
一気に発想が広がっていくんですね!
だって、クラスでいったら
いちばん遠い同士にあるような言葉。
そのぶっ飛んだコンセプトが冗談であれ何であれ、
意味としては示唆に富んでいる。
こんな感じで、あっという間の2時間でした。
ミーティングが終わり、
みんなで2次会。
と言っても、お食事をするお店に移動し、
また、いろいろお話しましたよ。
そんな、今日でした。
株式会社 前里光秀研究所 和田一真
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