多くの
Cは、
Bとは
反対側の川岸で、
Aの
激流変化に魅了されている。
夢中になりすぎて、
Bの存在には
気づいていない。「Aのようになりたい!」と思って激流の中に
飛び込もうと考える。
そして
飛び込んでみる。そしたら
予想以上に激流でちょっと
溺れかけた!だからすぐに
元の川岸に戻る。やっぱり
自分はまだまだなんだ!
そう言って、またずっと
Aの
激流変化に魅了され続ける。「いつかは自分も…」そしていつまでも
そこに居続ける。でも
Cは気づいていない。
Aが着ている
「最高級のライフベスト」の存在に。
実はその
「最高級のライフベスト」は、
以前にAがBからもらったもの。Cは
Aに
夢中で、向こう岸にいる
Bの
存在に気づいていない。
少し
落ち着いて空でも眺めてみようと思えば、
その
目線の途中で
Bの存在を確認することができるのに。
確認さえできれば、
「最高級のライフベスト」をもらうことができる。
なぜなら
Bはそれをたくさん持っているし、
それを
たくさんの人にあげたいと思っている。
こちら岸に来てほしいからだ。その方が
楽しいと
純粋に思っていて、そういう
仲間がたくさん集まれば、
BBQでもしようかと思っている。
ただし、肉なしのBBQ。
そして僕は、
「ホタテくらいは焼いてもいい?」と聞く。
川満由希夫
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- [2019/10/04 10:10]
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