ミツさんが最近とても
大切にしているのが
『型』です。
この『型』は茶道などの
『道』と同じ。
茶道の一つ一つの所作の中にも
人を思いやる気持ちがたくさん含まれています。
茶道は『おもてなし』の心の集結です。
四畳半という空間に季節感をしっかりと取り入れ
お客様をもてなしていきます。
それは春夏秋冬を四畳に見立て、
半畳を土用としている考え方からも分かります。
四季折々を
床の間、掛け軸、生け花、お茶碗、お菓子、茶道具
全てにおいて細かく計算しつくし演出していきます。
その細やかな思いを、
四季ある日本という国を
相手を包み込むという文化を届ける作法の
一つとして『茶道』があります。
ミツさんから溢れ出る思いを
言葉を通し、『型』として素直に吸収する。
その行為そのものが『我』を捨てるという事。
言葉をただ、ただ暗記するのではなく
『前里光秀』という情熱や思いをどれだけ踏襲し、
相手に届けようと『型』として入れられるか?今日は初めてだから話せない
聞いたばかりだからまだ話せない
この言い訳がまぎれもなく
『我』だということ。
また人の人生を豊かにする情報に
どれだけ敬意を持って接することが出来るか?
その情報を口にする時に
どれほど愛情を持って、思いを注いで伝えられるか?相手に思いを寄せる、思い続けることは
口で言うほど簡単ではない事。
その情報の重みや背景、文化、思いを届けるとは
今の自分を完全に捨て、
『私達』という思いで『他力』で伝える事しか方法はない。
どこまでも
『他力』で・・・・・
『他力』で動くという事が『仕事』であること。
この数週間、ここまで『自力』とは、
『他力』とは何かを考えた事はありませんでした。
それでも出てきてしまう自分自身の『我』の強さ。
ミツさんと一緒に行動していると
その『我』がすぐに現にされてしまいます。
同じ内容を伝えていても
情熱なく話してしまうと
まるで違った内容となってしまいます。
それはもう『型』ではなく
豊かな情報でもなく、使える情報でもない。
自己満足のただの言葉となります。
人をもてなす様に
どういった伝え方をすれば相手が分かりやすいのか?
目の前の相手に寄り添う柔らかさや
相手を思う情熱なくして
ミツさんの言葉を伝えるという事は出来ません。
この高度な情報に触れられる有り難さに感謝し
情報を口にする時にどれだけ
『前里光秀』という乗り物になり切って演じられるか?
それが出来て初めて、この高度な情報に
そして環境に、お客様に、仲間に感謝した事に繋がるのでしょう。
株式会社 前里光秀研究所
Miyako
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