上級ヒーリングワーク4期 3月20日・講義の感想⑦『人生の不幸は真実ではない』 

『辛い』『悲しい』といった人生の不幸は、『感情』から発生している。感情という、借り物による自然発生的な作用であるため、真実ではない。


『怖い』と感じているとき、それは真実ではない。

『辛い』と感じているとき、それも真実ではない。

なぜなら、感情は自分のものではないから。


『痛み』や『病気』も、元を辿れば心因性のものなので、『もう要らない』と思えば、捨ててもいい。



これまで頑なに自分のものだと思っていた感情が、借り物であるとなった途端に、自分と感情の間に程よい距離感が生まれます。

ワクワクしていても悲しんでいても、どちらでもいいし、ワクワクしながら悲しんでもよい。

感情との間に距離ができることで、それを『選択できる』『コントロールできる』という感覚が生まれてきます!



自分が傷ついていると感じるとき、実際に傷ついているのではなく、傷ついている自分を作り上げているだけ。

最初はドラマや映画を観て、小説を読んで、『傷ついている』という感情を楽しんでいたのが、その感覚に入り浸っているうちに、リアルに持ち込んでしまうこともあるかもしれません。



そして、感情は借り物であるからこそ、それを使って自分をジャッジしてはいけない。

そもそもが、『在る』という感覚以外自分のものではないので、自分をジャッジすることはできないかもしれません。

借り物を使って、また別の借り物を攻撃したり、すべて自分のものではないからこそ、傷つけたり、壊したりしてはいけないのですね!



『自分を否定してはいけない』『自分をジャッジしてはいけない』と道徳的に教えられても、あまりピンとこないかもしれないですが、自分のものではなく借りたものであるならば、好き勝手に乱暴に扱っていけないと、論理的に理解することができます。

また、自分自身を簡単に否定してしまうならば、同じように人のことも簡単に否定してしまうかもしれません。宇宙的に見れば、自己否定は深刻な破壊活動なんだと思います。


感情は『借り物』であり、身体の中に備わっている『道具』でしかない。

この入り口の捉え方をズラさずに、感情から離れて、感情と距離が生まれること。それが『感情コントロール』の第一歩目だと思います!



比嘉公彦