10.ヘミシンクは、ツールか救世主か? 『表参道回顧録』 

※これは、ミツさんが体外離脱した先の世界から聞いた情報
 をもとに作成した物語です!

 内容については、過去のバックナンバーまたは
 下記詳細をご覧くださいね。

 『あなたにもある、ここではない現実』(表参道回顧録を読むにあたって)
 http://maesatomituhide.blog.fc2.com/blog-entry-2369.html

 『ミツさんとの出会い』(2008年5月、ライフライン体験記)
 http://maesatomituhide.blog.fc2.com/blog-entry-2383.html





ミツさんは、
いわゆるスピリチュアルカウンセラーですが、

それは生き方のかたちとして
求められた先にある仕事でもありました。



小さい頃にはおばあちゃんの話を聞くことからはじまり、
次第に友人や知り合いの相談も乗るようになり、

ヘミシンクでの覚醒体験を機に、
ガイドのメッセージまで聞いて届けるようになりました。



そんな、人生まるごとカウンセラーのような
ミツさんの話には、

カウンセリング技術以上に
人としての在り方が説かれています。

こういう話を聞いていると、
「多かれ少なかれ、人はカウンセラーであるべきだ」

と思うようにもなったのです。



もちろん、すべてそうである必要はないのですが、
その在り方が、いい相談の仕方にもつながる。



この世界にある「する」「される」のような関係は、
高次元から見たらひとつの役割分担です。

加害者がいないと被害者がいない事故のように、
両者があってのカウンセリング。

そういう意味で、いい相談をするには、
いい在り方というのもあるというような、

ちょっと面白い話でした。





「カウンセリングでね、

楽しい、楽しいと言って人をあおっても、
それを止めた瞬間にまたネガティブに戻ってしまうんだ。

それを直視して終わらせるのは、
スピリチュアルの役割じゃないかな。



カウンセラーは、

たくさんの方の相談をずっと心にしまっておいて、
「あれが終わりました」となったときにはじめて手放せる。

だから保管しておくのが、
カウンセラーの仕事でもあるんだ。



あとはね、カウンセラーではなくて
相談者について話そう。

カウンセラーが話しているときに、
どういう精神状態でその話を聞いていたのか?

実はその姿勢が、
人生の姿勢そのものでもある。



大きな長い目で、深い愛情でもって、
相手のことを見られるかどうかで

その人が包括できるリアリティの数も変わってくる。



それにはね、そのカウンセラーが与える
安心感の分量もあるにはあるんだけど、

それを上げてあげようとして上手に話を聞く人が
結果としてたくさんのプレゼントを届けることができる人になる。

だから、どんな立場であっても、
人生というのは享受してはいけない。



そうすると、ただただ「壊れる」



創造のための破壊ではなく、
ただただ壊れる。

そういう細かなDNAが、知らず知らずのうちに
人生を壊していくんだよ。



それはね、本人が生意気なんだ。

話を聞く姿勢がないから、
入ってこない。



リアリティは、いつも正直だよ!



それで分かることは、たったひとつ。

「幸せではない」ということ。

それだけなんだ。」





たぶんミツさんが言っていたのは、
「対ガイド」「対ハイヤーセルフ」に対しても、

同じような姿勢があるから、
その情報を存分に受け取っている

という示唆だったと思います。



「えっ? 相談者に姿勢を求める?」



と言いたくなるものですが、
もし人生を変えたいと思うなら、相談するにも

せめて聞き方だけは一流でいるべきだな
と思いました。



ある人が、このようなことを言っていました。



「ヘミシンクは、素晴らしい意識開発のツールですが、
それで精神性が上がるわけではありません。

ロバート・モンローがあのような体験をしたのは、

ヘミシンクが素晴らしいのではなく、
もともとモンロー自体が高い精神性をもっていたのです。」



精神性・在り方・姿勢。

これを上げていくことに、気づいていくことに、
ヘミシンクは大きなきっかけをつくりました。

ミツさんとの出会いも、
そこからだったからです。



それでも、それをきっかけとして
どう自分を高めていくか?



そこには、そして最初にも最終的にも、
いつもあるのは自分自身の問題ということでした。

ミツさんは、それを、
カウンセラーの例で教えてくれたのでした。